崩れたブロック塀、建築基準法に違反 9歳女児死亡
2018/06/19 08:48:28

小学校4年の少女が地震で崩れたブロック塀の下敷きになって死亡した。
小学校のブロック塀について、同市教委は18日、建築基準法に違反していると認めた。
強度を高めるための「控え壁」を設置されてなかった。控え壁はつっかい棒の役割があり、ないと耐震性は著しく劣る。
塀の高さも「2・2メートル以下」という基準を超えていた。
ブロック塀の危険性が認識されるきっかけは、1978年6月に発生した宮城県沖地震だ。同県によると倒壊で18人が犠牲になった。この地震を教訓に、81年の建築基準法改正に併せて、塀の高さの上限は、3メートルから2・2メートルに下げられた。
文部科学省は学校の安全対策の中で、建物の耐震化などを進めてきたものの、ブロック塀は焦点とされてこなかった。菅義偉官房長官は18日、女児が犠牲になったことを踏まえて、小中学校の塀の安全点検をするよう文科省に指示した。
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